去る4月19日、アクトシティ浜松　研修交流センターにて「第49回商売繁盛セミナー」が開催されました。
今回講師に迎えたのは、マザーリングマネジメントの考案者であり、5館のホテルを経営する金子祐子氏（一般社団法人　マザーリングマネジメント協会　理事長・株式会社ナビ　代表取締役社長）
「自発的に仕事に取り組むご機嫌な社員」を増やす為に必要なアプローチを、心理学のデータや自社の成功事例、実践を交えてわかりやすく解説しました。

今回のセミナーで紹介したマザーリングマネジメントとは、子どもの成長を見守り将来を共に考えていく母性を土台としたマネジメント。部下を自分の思い通りに動かす従来のマネジメントとは違い(1)見守る(2)傾聴(3)ストローク(心理学用語で承認欲求)の3つのプロセスを踏むことによって、自発的に考え行動する社員を育てる方法です。自発性を生むには、自分が肯定されていると感じられる安全な環境が重要だと解説。
コミュニケーションにおいて、言葉の内容よりも態度や表情といった【非言語】情報が優先して相手に伝わることを自覚し、意識的に肯定のサインを投げかけると相手は自発性のスイッチを自ら押してくれるのだと紹介しました。

《マザーリングマネジメント》アプローチ
(1)見守る→信頼されている
(2)傾聴→受け入れられている
(3)ストローク→関心を持たれている
→心理的安全感・肯定感

最後に、ホスピタリティを重んじるホテルグリーンコア(金子氏経営のホテル)にて自発性を発揮させた数々の事例をご紹介いただき、2時間にわたるセミナーを締めくくりました。

【商売繁盛セミナーとは】

地域のがんばる会社・商店を応援する勉強会です。
各方面で活躍する一流の講師陣を迎えて商売繁盛のヒントに繋がるさまざまなテーマを取り扱っていきます。